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ブラジル天理教=伝道庁創立60周年祝う=中山善司真柱夫妻を迎え=バウルーで6月12日

ニッケイ新聞 2011年6月8日付け

 天理教ブラジル伝道庁(村田雄治庁長、85教会)は『ブラジル伝道庁創立60周年記念祭』を6月12日午前9時から、サンパウロ州バウルー市の同庁(Rua,Tenri4-58)で日本から中山善司真柱、はるえ夫人を迎え、盛大に開く。
 ブラジルで天理教の歴史が始まるのは、南海大教会(和歌山県)から布教のために信者家族が派遣された1929年。
 その一人だった大竹忠治郎氏が中心となり、布教活動を展開、翌30年にはノロエステ教会に続き2番目の教会となるバウルー教会を設立する。
 信者数が増えたことで全伯の教会を統括する組織が必要となったことから、交通の要所だったバウルーに51年7月、伝道庁が設置された。現在の信者数はブラジル国内に約3万人。
 60周年記念事業として、多目的講堂、日本語学校教室、少年・青年会が利用する会室が09年末に完成し、次世代育成の舞台として活用されている。
 祭典は午前9時から神殿で執り行われる。三殿参拝、祭文奏上の後、中山真柱、村田庁長があいさつ。記念撮影などの後、レカント天理(Av,Castelo Branco 36-36)に会場を移し「よろこびの集い」が催される。
 少年会員から花束の贈呈、バウルー市長のあいさつ、管内合同鼓笛隊が歓迎の演奏を行なう。昼食を楽しみながら、教内各代表グループによるアトラクションも披露される。
 前日午後1時半からは、青年会会長の中山真柱、婦人会会長のはるえ夫人臨席のもと、「第58回青年会・婦人会」が伝道庁の神殿で行なわれる。午後7時からは、大ホールを主な会場に前夜祭が催され、各支部による模擬店が出店する。
 伝道庁では、「一人でも多くの教信者に参拝してもらい、道の親、真柱様夫妻をお迎えしたい」と全伯の信者に参加を呼びかけている。
 祭典に関する問い合わせは伝道庁(14・3236・1144)まで。

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