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■訃報■小野寺七郎氏

ニッケイ新聞 2011年6月10日付け

 コロニアの音楽活動に貢献してきた小野寺七郎氏が8日午後10時、サンパウロ市オズワルド・クルス病院で腹部大動脈瘤破裂のため亡くなった。享年82。
 1929年東京生まれ。東京藝術大学の前身である東京音楽学校に入学し、ピアノを学ぶ。55年に同校を中退、同年11月に単身で渡伯した。
 57年から、サンパウロ市内に小野寺音楽教室を開き、教師を務める傍ら、椎の実学園、エスペランサ婦人会などで音楽講師として活動を行う。
 アリアンサ日伯文化連盟の理事を務め、連盟主催の合唱祭を始めた。
 移民50周年祭記念曲「南国の宵空」や、花祭りなどで歌唱される「心静かに」を作曲した。
 8日朝、自宅で痛みを訴え同病院へ入院後、8時間に及ぶ手術が行われていた。
 葬儀は10日午前10時から、ヴィラ・アルピーナ火葬場で営まれる。初七日法要は19日午後1時から、サンジョアキン街の仏心寺でとり行われる。

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