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七夕俳句コンクール=被災地への思い込めて=宮城の作品を同祭で展示

ニッケイ新聞 2011年6月11日付け

 東洋人街の冬の風物詩となった『仙台七夕祭り』(宮城県人会主催、中沢宏一会長)が7月9、10両日に開催される。恒例となった『七夕俳句・短歌コンクール』も併催され、現在同県人会では郵送での応募を呼びかけている。
 今年の俳句の題は「七夕」と「東日本大震災ニ関するブラジルからの思い」。選者は栃沢秋穂さん(号)が務める。
 震災で甚大な被害を受けた気仙沼市の俳句協会と同県人会は4年前から交流を開始。七夕俳句大会には毎年日本から句が寄せられている。
 8月開催の、「気仙沼海の俳句全国俳句大会」は中止が決まったが、震災後に詠まれた俳句が日本から送られ、七夕祭りで展示される。
 ブラジルからは同県人会に集まった千羽鶴や寄せ書きを8月に被災地へと送る予定。
 選者の栃沢さんと来社した中沢会長は、「被災者たちが句に込めた思いを感じてくれたら」と話した。
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 【応募方法】便箋に一行おきに俳句を並記し、震災に関する俳句には季語を入れる。句数は自由、未発表の作品が条件。封筒に住所、氏名、電話番号を明記。投稿料無料。7月8日必着。宛て先は宮城県人会七夕文芸部(Rua Fagundes, 152, Liberdade, CEP 01508‐030, Sao Paulo)まで。

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