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横浜で海外移住の日祝う=「笠戸丸移民百年」など上映

ニッケイ新聞 2011年7月1日付け

 【東京支社=藤崎康夫支社長】18日の「海外移住の日」を迎え、JICA横浜の海外移住資料館において18、19日両日に特別映画上映会が計画された。
 第1日目は、ドキュメンタリー映画『笠戸丸移民百年の証言』が上映された。この作品の企画・制作は、FDP記録映画製作所(株式会社ビオルグ)によるもの。制作は04年から百年祭までの5年間をかけてブラジル現地で撮影された映像が編集された。笠戸丸で渡った第1回移民、中川トミさんの貴重な証言映像もある。
 いろいろな証言を積み重ねて、第二次世界大戦前の日本における移住政策と、その背景、初期移民の生活から現在の日系人の姿までを描く実録映画だ。
 上映後、制作者の野崎文雄さんによる講演が行われた。会場には同映画撮影をした大阪在住の同FDPの佐藤嘉一さんの姿もあった。
 さらに『子供たちの百年 ブラジルに渡った少年少女は、今!』も上映された。これは、戦前の移民などが渡航前の約1週間を過ごした神戸収容所(1932年より神戸移住教養所)で、31年から36年の間に家族と共に渡伯した当時8歳から14歳だった子供移民の作文が残されており、70年後に生存者を探して、証言を求めた作品。異国への夢と希望をつづった作文のその後をさぐった作品だ。同資料館企画で08年制作された。

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