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ニッケイ新聞 2011年7月8日付け

 県連の代表者会議が先月30日に開かれ、フェスチバル・ド・ジャポンでの郷土食出店に関する運営規則が各県人会に配布された。特に衛生面に関する詳細な説明がなされ、会員への周知徹底が呼びかけられた。各県人会長は安全第一を自覚しつつも、木製調理器の使用不可については、「プラスチック製の菜箸なんて、どこで売っているのか…」と戸惑いの声も。
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 『ナ・コジ—ニャ』には、レストランの上に料理教室がある。ブラジル料理を学びたい日本人が多く訪れるが、福島さんのように3カ月もレッスンを受けた人は初めてだったという。通常はグループレッスンだが、希望者には個人レッスンも行なっているようで、近々、駐在員の男性に北東部の郷土料理「ムケッカ」を教える予定だとか。
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 オーナーシェフ、カルロス・リベイロ氏は、20年前から日本料理を研究し、これまで様々な創作料理を手がけ、「食に境界線はない」と語る。08年に国際交流基金が主催した、移民百周年を総括する講演会の「料理編」で登壇した。来週末のフェスティバル・ド・ジャポンでも講演を行なう同氏は、「朝から各県人会のバンカを回る!」と意気込んでいた。

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