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会議所昼食会=佐久間ウルグアイ大使が講演=南研子氏、アマゾンの現状訴え

ニッケイ新聞 2011年7月14日付け

 ブラジル日本商工会議所(近藤正樹会頭)の7月懇親昼食会が8日、サンパウロ市内のホテルで開かれ、約100人が参加した。
 特別参加者として、在ウルグアイ日本国大使館の佐久間健一・特命全権大使、熱帯森林保護団体(Rainforest Foundation Japan)の南研子代表が講演、小林雅彦首席領事が出席した。
 三菱商事の白木清司・中南米総括、南米新日鐵の廣瀬孝社長がそれぞれ着任挨拶したほか、ブラジル銀行名古屋支店のエジミウソン・ミラン支店長が、日本での事業活動についてスピーチした。
 「ウルグアイ概況とビジネスセミナーのお知らせ」と題した講演で佐久間大使は、ブラジルにはない税制面でのメリットがあるため進出企業が同国を訪れていること、今年外交関係樹立80周年を迎えることから、「今後はビジネス関係を発展させたい」と述べた。
 年内にビジネスセミナーを開催するにあたり、商議所を通じてアンケート調査を実施しており、「今後もより多くの情報収集・発信に努めたい」と協力を求めた。
 「訪問者の大半が好印象を持つ。治安が良く民主主義も確立している。左派政権であるがゆえに社会が安定しているのでは」とアピールした。
 続いて、アマゾンのシングー先住民保護区を訪れるなど23年間、支援活動を続ける南研子氏が舞台に立った。
 「水道、電気、ガス、トイレ、風呂がなく、文字や貨幣制度もない場所だが、ノイローゼ、寝たきりの人、白髪の人がいない」と写真を見せながら説明。「今の日本人は、何か大切なものを失っているように思う」と述べた。
 同保護区では、周辺で進む森林伐採や、金の採掘でアマゾンに流れる24トンの水銀中毒などで、住民の健康が脅かされていることにも触れ、シングー川のベロ・モンテ水力発電所の開発で甚大な環境破壊が心配されることも強調した。

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