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CIATE=二宮理事長と真田氏来日=ブラジル人集住地を視察旅行

ニッケイ新聞 2011年7月16日付け

 【藤崎康夫東京支社長】サンパウロ市の国外就労者情報援護センター(CIATE)の二宮正人理事長と真田恵子エレーナ職員は10日来日し、デカセギ集住地の視察に先立ち、11日に厚生労働省を表敬訪問した。今回の主な視察先は群馬県大泉町と太田市、静岡県の浜松市、愛知県の豊田市、名古屋市、長野県上田市という。
 真田さんは3度目の来日で、「在日ブラジル人の就労と生活状況を視察します」と語った。また「ブラジル人は明るくて開放的なので職場では歓迎されています。このような特性をいかし、日本の多文化共生に貢献できるとすれば、結構なことだと思います」と述べた。
 これまでの日系人の日本就労の感想を尋ねると、「目的意識をはっきりともって人生設計を立てる人は、日本に残ってもブラジルに帰ってきてもうまくやっている」とし、みんながはっきりした計画をもっているとはいえないことが問題とも指摘した。

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