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東西南北

ニッケイ新聞 2011年7月21日付け

 南米地区から欧州やアフリカへの麻薬の通り道とみなされ、国外からの麻薬流入阻止が課題のブラジルで、パラグアイからの密輸を企てた犯罪者がいとも簡単に国境を越えた様子が20日朝のテレビニュースで流れた。男女各3人の犯罪者達は3台の車に分乗し、友好の橋などを無事に通り過ぎる度に歓声を上げ「何て簡単なんだ」を連発。農道などを通り、検問を避けながら意気揚々と走る一味が、遠足気分で旅を楽しみ、警官や兵士を馬鹿にする様子を映したビデオは、パラナ州のラランジェイラス・ド・スルで道路警察に捕まり、250キロの大麻と共に押収されたもの。300キロの旅の果て、最後に笑ったのは道路警察だった。
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 運輸省絡みの大型汚職表面化以来、ジウマ大統領が大鉈(なた)をふるい、20日までに更迭、解任となった人物は15人。ルーラ前大統領は連立与党からの反発や抵抗を心配するが、膿は早いうちに出せといわんばかりの処置をパッソス運輸相は微調整と説明。当の大臣も代行時代に追加予算急増という経歴の持ち主だけに、灰色組ではと勘繰る声もしきりだが。
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 中国で開催中の水泳世界選手権会場で20日、競泳のシエロ選手らの裁判が行われた。薬局で調剤した栄養剤に薬物規定に違反する成分が入っていて出場資格が問われているもので、判決は22日までに出る予定。

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