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ニッケイ新聞 2011年7月21日付け

 最近、サンパウロ市のフェイラで「REI」というメロンを見かけるようになった。これが甘いこと甘いこと、まるで日本のマスクメロンのよう。日本祭りでは特価6レアルで販売していたが、通常のフェイラでは8レ前後。かつては甘みが少なくて〃キュウリ風〃だったので隔世の感がある。またグレープフルーツ系のラランジャ「シャンパン」を東洋街の金沢菓子店などで見かけるが、適度に甘みと酸味のバランスが取れていて実に美味。酸っぱいだけの夏みかん風でもなく、甘いだけのミシリッカ風でもない。ますます果物が甘くて多品種になると、太る?
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 タレントで今月12日に亡くなった宮尾すすむさん(享年77)。本紙でも取り上げたが、コロニアに同姓の人がいる。「誰か俺と間違えて香典持ってこないかと思ってるんだけどね」とは、サンパウロ人文科学研究所の宮尾進顧問。数年前に大病を患ったが、傘寿を過ぎた今でも元気。まだまだ香典を準備する必要はなさそうだ。
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 昨年末から今年頭にかけて、ブラジル日本移民史料館で行なわれた特別展「アンドウ・ゼンパチ」。文筆でコロニアの意識向上を図ったアンドウ(1900〜83、本名・安藤潔)の人生を振り返った。すでに決まっている「海外移住と文化の交流センター」(神戸)での開催に加え、アンドウの故郷で、晩年をすごした広島での開催も1月に決定した。こうした特別展の両国開催は極めてまれ。〃インテリ移民〃が生きた日系社会の奥深さと、日本人であり続けることの難しさを来場者が考える機会になればいい。

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