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【第二アリアンサ鳥取村】入植85周年記念式典盛大に開催=今後も住民の結束誓う=母県からも慶祝団が来伯=400人が駆けつけ祝福

ニッケイ新聞 2011年8月3日付け

 出身者にとっての心の拠り所に—。1926年の創設から今年で85年目を迎えたノロエステ線ミランドポリス市の第二アリアンサ鳥取村。7月23日、第二アリアンサ日系文化体育協会(赤羽大作会長)による「入植85周年記念式典」が同会館で開催され、約400人が節目の年を祝い、今後の発展への思いを新たにした。母県からは、県教育委員会の石田正紀教育次長、文化観光局交流推進課の小谷章課長補佐、同課交流支援担当の田村章浩主事ら訪問団3人、サンパウロ市からはアリアンサ郷友会、鳥取県人会の一行約100人が駆けつけた。

 故郷へのそれぞれの思い

 「55年ぶりに訪れた。村を見回ってきたが全く面影がない」
 そういって周囲を見回すのは、12歳までを過ごしたブラジル日本文化福祉協会の木多喜八郎会長(67)。式典後は来賓席を離れ、住民らと寛いだ表情で昔話に花を咲かせた。
 式典の実行委員長を務めた中尾秀隆さん(80)は、生まれも育ちも同地。「若い人、特に女性がいない。3〜40代の未婚の男性が多い」と村の将来を憂う。
 第一アリアンサ在住の栗岡幸子さん(69、二世)は、第一〜三移住地の催しには必ず参加する。婦人会手製の食事を楽しみながら、「第一は80家族ほど。第二の方が少ない分、結束して頑張っていると思う」と笑顔を見せた。
 立花国三さん(78)は7歳で来伯して以来、同地で暮らす。
 「最初は綿を作った。今は機械だが、昔は手で摘んでいたよ。昔は学校まで片道3キロを裸足で歩いて通ったもの」と入植初期を振り返り、「今は土地があまり良くない。百姓は大変ですよ」と話す。
 かつて使われていた携帯用の石油ランプを見せてくれたのは、田中治雄さん(83、長野)。33年に来伯して以来、77年間暮らす古参の一人だ。
 「昔はこの辺全部が原始林で、斧で切り倒していた」と会館前の広場を眺め、「昔に比べて、今はとても良くなった」と満足した表情を浮かべていた。

 高齢者表彰、余興も

 75歳以上の高齢者19人が表彰され、出席者一人ひとりに記念品が贈呈された。最年長の雁田光子さん(100)は欠席した。代表で水村義男さん(85)が謝辞を述べ、「今年は多くの訪問者を迎え、嬉しい」と笑顔で挨拶した。
 午後は合唱、舞踊や傘踊りなどが披露され、大いに会場を盛り上げた。
 最後には、会場の外で日本語学校の生徒や県人会一行が傘踊りを披露。訪問団や来場者も踊りの輪に加わり、県の郷土芸能をともに楽しんだ。

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