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大阪で初のブラジル文化講座=京都外大・田所教授=「関心高まっている」

ニッケイ新聞 2011年9月7日付け

 現在来伯中の京都外国語大学の田所清克教授(64、熊本)が先月22日に来社し、今年10月から大阪でブラジル文化に関する講座を開くことを報告、ブラジルへの関心の高まりを喜んでいる。
 ポ語やブラジルに関する著作は、共著も含め多数。来伯回数は今回で47回目となる。
 先月末までサンパウロ、11日までのリオ滞在中、リオ連邦大学で、日本近代文学についてポ語で講演を行なう。
 全11回にわたる講座は、毎日新聞社の企画で毎日文化センター(大阪市)で田所教授が講師として、ポ語の初歩的な文法に加え、ブラジル社会や民族性、歴史、食文化などを解説する。
 「ポ語の講座は比較的開かれていたが、文化講座は初。今まで日が当たらなかった部分にようやく注目が集まってきた」と表情を緩ませる。
 「文学や宗教などを通して、この国の思考様式、行動様式を理解してもらいたい」と張り切っている。

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