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ニッケイ新聞 2011年9月7日付け

 ブラジル競技ダンス連盟が主催する「第5回国際競技ダンスコングレス」が11日まで、SESCイピランガ(Rua Bom Pastor, 822)で開催中(www.cbdance.com.br)。7日には「第3回ブラジル競技ダンス大会」も。同連盟代表のカルラ・サルヴァニさんは、75年に教室を開きブラジルでの競技ダンス普及に尽力した光岡章子さんに師事したそう。社交ダンスより技術が重視される競技ダンス、踊り好きなブラジル国民の間にこれから広まっていく?
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 九州新幹線鹿児島ルートの全線開業を祝い、ブラジル熊本文化交流協会の小山田祥雄会長ら6人が4日、県庁に蒲島郁夫知事を表敬訪問した。熊本日日新聞が報じた。東日本大震災の発生で4月に予定していた訪問を見送った同会だったが、念願叶い訪日。小山田会長は「熊本の発展をブラジルに居るみんなで期待している」とエールを送った。知事からは「ブラジルの人に日本は安全だと伝えてもらえたらありがたい」との任を受けた。
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 東日本大震災で町が全滅した宮城県南三陸町出身の芳賀七郎さん(77)=モジ市イタペチ区=は津波で家族2人が亡くなった。50年前のチリ地震で共に被害を受けたという縁で、その後、同町の名物・鮭養殖がの技術者派遣によってチリに伝えられたという。「50年前のチリ地震のおかげで、俺達はブラジルで手巻きだ刺身だって鮭をたらふく食ってる。これも地震が取り持つ奇縁かな」。今震災も何かを伝えるキッカケになる?

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