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第5回世界なぎなた選手権=ブラジルから2選手出場=7月、兵庫県姫路で開催

ニッケイ新聞 2011年9月22日付け

 国際なぎなた連盟主催『第5回世界なぎなた選手権』が7月3日、兵庫県立武道館(姫路市)で開かれ、ブラジルから富田純子(36、四世)、長谷川知美(23、二世)の2選手が出場した。ブラジルなぎなた協会の森田泰江会長が監督を務めた。
 同大会は4年ごとに開催。今年は12カ国から約80人が参加、男女ともに全種目で日本勢が制した。
 ブラジル代表は団体戦初戦で日本と対戦、2対1で敗れた。個人戦では、長谷川選手が初戦でベルギーの選手を破ったものの、二回戦で敗退した。
 大会前夜祭では、国際なぎなた連盟創立20周年を記念し、功労者への表彰式が行われた。
 ブラジルでなぎなた普及に寄与したとして、ブラジルなぎなた協会の創設者、宮田薫氏(故人)も功績を称えられた。
 式典では、国際なぎなた連盟の橋本久美子会長(故橋本龍太郎元首相夫人)から宮田恵美子夫人が感謝状を受け取った。
 また、富田、長谷川両選手は5〜7日に行われた練習会に参加。日本代表選手から手ほどきを受けるなど、親睦を深めた。練習会最終日に行われた昇段試験で富田選手は3段を取得した。
 同協会会員は現在20人。日系人を中心に2〜40代の男女が水、土曜に佐賀県文化協会で行われる稽古に参加している。練習参加などの問合せは森田会長(11・3207・8228)まで。

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