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東西南北

ニッケイ新聞 2011年9月30日付け

 サンパウロ州政府は27日、小・中学校の成績を向上させるための対策としてプリメイロ・グラウ(小・中学に相当する9年制)の7年生でも成績が悪ければ留年させることができる許可を出した。これまでは、5年生と9年生でのみ留年させられていた。同対策が適用されるのは来年からとなっている。勉強は基礎の積み重ねで理解できるようになるもの、義務教育の後半を厳しくしたところで基礎がしっかりしていなければ意味が無いと思うが…。
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 28日、汚職や不正がはびこる中央政界への抗議活動として、ブラジリアの広場に国会議員の数と同じ594本、黄色と緑色の箒が立てられた。ところが、NGO団体が気付いた時は、50本ほどが〃盗まれた〃後だったと29日ラジオなどが報道した。首都のあらゆる場面で活躍する〃泥棒〃の多さに、さしものNGO団体もたじたじ?
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 サンパウロ市役所から金曜に閉鎖することを言い渡されていたショッピング・ノルチには28日現在で、客がガラガラになったと伯字紙各紙が報じた。このままでは従業員も解雇されるのではとの不安が広がり、ショッピング経営陣に対処を求める店子の声が強まっている。ガスと従業員の爆発は、どっちが先か。

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