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農業研修生13人が来伯=兵庫県人会が歓迎会開く=「将来の夢のため学びたい」

ニッケイ新聞 2011年11月11日付け

 農業におけるリーダーの育成を目指し、兵庫県庁と兵庫みどり公社が実施する『若手地域農業リーダー育成研修制度』で、県内農業高校・大学校の学生13人と藤本善龍団長、赤沼幸一副団長が5日に来伯、17日まで滞伯する。
 今年で33回目。これまで467人が参加した。研修生らは聖州ミランドポリス市の弓場農場(兵庫県人の弓場勇らが創立)、北パラナでは駒込農場、バイオエタノール工場などを見学、アプラカーナ農業高校で交流を行うほか、リオやイグアスも訪れる。
 同県は70年にパラナ州と姉妹提携していることから、教育委員会が国際交流事業として始めた。個人が半額を負担し、県の助成金と同公社基金の利息が活動資金に充てられる。
 藤本団長は「近年は日本でも、米や大豆など大規模化が進む。ブラジルで学び、若い農業者の育成に役立てたい」と意気込み、「魅力ある農業経営をする人は、海外経験者が多い」と同制度の意義を強調した。
 到着日の夜、兵庫県人会がニッケイパレスホテル内のレストラン「誠」で歓迎会を実施した。
 尾西貞夫会長は「一世が減少する私たちの会では、研修生の受け入れが一大行事。待ちに待った皆さんと会えて嬉しい」と満足そうに語った。
 藤本団長は「温かい受け入れ感謝する。今年のスローガンは『縁〜すべての出会いに感謝』。一つ一つの出会いに感謝し、研修を楽しんでもらいたい」と挨拶をした。
 続いて研修生らも自己紹介を行った。代表の衣笠優さん(県立農業大学校1年)は「将来は和牛の大規模飼育をしたい」と意欲を見せ、但馬牛を飼育する「太田畜産」が実家の太田舞さん(但馬農業高校2年)は「実家の畜産に活かせれば」と話した。
 「将来の夢のため技術や知恵を学びたい」「日本とブラジルの農業の違いを見たい」「視野を広げたい」などそれぞれの意気込みを語った。
 最後に平川黎さん(県立播磨農業高等学校1年生)が、写真等の資料を基に東日本大震災の状況を紹介。「兵庫県はもう災害の爪痕もなく、震災前より賑やかになった。福島も元気になる」と話し、真剣に写真を眺めていた役員たちから大きな拍手が送られた。
 最後に役員もそれぞれ挨拶をし、藤本団長からお礼として兵庫県ゆかりの品が贈呈された。

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