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ただいま、また帰ってきます!=BEGIN初公演に6千人=笠戸丸移民の三線も爪弾き=世代超えた熱気に包まれ

ニッケイ新聞 2011年11月15日付け

 「初めてのブラジルだけど帰ってきた気分」—。沖縄県石垣島出身の人気バンド「BEGIN」のブラジル初のコンサートが12日午後、聖市のアニェンビー西展示場で開かれ、パラナ、ブラジリア、カンポグランデ、リオなど伯国各地から世代を超えた6千人以上のファンが駆けつけた。ブラジル沖縄県人会、ブラジル沖縄文化センターの共催。

 ボーカルの比嘉栄昇さん(43)は「自分たちが作った歌を皆さんが生み、育ててくれた。歌を里帰りさせる気分で歌いたい」と話し、ブラジル国旗を掲げた舞台で「竹富島で逢いましょう」などの曲を歌い上げた。
 ステージ前に特別席が設けられ高齢者が多くいたことから「憧れのハワイ航路」などの懐メロも披露、手を振りながらともに歌う姿も見られた。
 笠戸丸移民の故・宮城伊八さんが携えた三線を息子のセイシンさん(76)が壇上に持って上がり、爪弾く比嘉さんの隣で耳を傾け「父の魂が戻ってきたと思う」と神妙な面持ちを見せた。
 移民をテーマに歌った「パナマ帽をかぶって」では、スクリーンに初期の移民の姿が映し出された。
 ブラジルの沖縄系イベントでも定番の「島人の宝」で会場の熱気は最高潮に達し大合唱、指笛が鳴り歓声が上がった。
 「オジイ自慢のオリオンビール」「かりゆしの花」に続き「ブラジルに来て本当に良かった。天国で聴いているオジイ、オバアに届くよう歌いたい」と「涙そうそう」をじっくりと聞かせた。
 アンコールでは若い世代でつくる『琉球國祭り太鼓』『レキオス芸能同好会エイサー太鼓』との共演による「三線の花」「笑顔のまんま」でカチャーシーの渦となった。
 「ムイト・オブリガード(ありがとう)! また帰ってきます!」と両手をかかげたメンバーらに会場は拍手と声援で応えていた。

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