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「また帰って来て欲しい」=熱いファンらの喜びの声

ニッケイ新聞 2011年11月15日付け

 BEGINがステージを去った後も感動で涙を流し、仲間と抱擁を交わしていた琉球國祭り太鼓ブラジル支部長の上里利彦さん(27、二世)は「共演できて本当に感動」と満面の笑顔を見せ、同副支部長の加藤孝幸さん(29、二世)は「リハーサルを含め夢のようだった。最高!」と額の汗をぬぐった。
 同メンバーの照屋すえこさん(22、三世)は感動で嗚咽を漏らしながら「家でも沖縄の話をずっと聞いてきた。自分もうちなー文化を守っていきたい」。
 ロンドリーナから駆けつけた同グループ支部長の佐久真ロドリーゴさん(24、五世)も「普段BEGINの曲で練習しているが、生演奏は全然違う。沖縄をとても近くに感じた」と嬉しそう。
 壇上で比嘉さんに花束を渡した喜屋武豊子さん(89、那覇市)は「とてもよかった。ただそれだけ」と笑顔を見せた。
 10月に沖縄であった「第5回ウチナーンチュ大会」にも参加したブラジル沖縄県人会の与那嶺真次会長(61、三世)は「ブラジルの日系人にとって最高のプレゼント。若い世代にも思い出に残るイベントになった。また来てほしい」と期待を寄せた。
 「島人の宝」をよく聴くという石原昌英さん(59、二世)は、妻のソーニャさん(56、二世)と訪れた。「家で三線を弾いていた祖父を思い出した」と和やかな表情を見せていた。

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