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外務大臣表彰の伝達式=白石、坂尾両氏に栄誉=「裏方から急に花道に」

ニッケイ新聞 2011年11月29日付け

 2011(平成23)年の外務大臣表彰伝達式が10月24日、在サンパウロ日本国総領事館で行われた。今年度の受賞者はノロエステ連合日伯文化協会会長の白石一資(76、二世)氏とウェルカム・プロダクション社顧問の坂尾英矩(80、神奈川)氏の二人。家族・友人らが出席、飯星ワルテル連邦下議や日系各団体代表ら約30人が駆けつけ晴れの日を祝った。

 「温かい支援の賜物。何十年も支えてくれた家族、妻に心から感謝している」。大部一秋総領事から賞状を受け取ると、白石氏は笑顔で挨拶した。
 聖州グァララペス郡出身。97年にノロエステ相撲連盟会長に就任して以降、アラサツーバ日伯文化協会会長、ノロエステ日本語普及会会長を歴任した。04年からはノロエステ連合日伯文化協会会長を務める。
 傘下の30文協をまとめ、地域ごとにあった行事を連合会での開催とするなど、日本へのデカセギ就労で空洞化が目立った各文協の横の紐帯を強めてきた。
 「今年1月に亡くなった前ノロエステ連合会長の五十嵐二郎氏をはじめ経験豊富な一、二世の手本があったから続けられた。移民200周年に向けて更に日系社会に協力したい」と力強く語る。
 妻のミツコさん(66、二世)と息子公彦さん(37、三世)が出席。「忙しくていつも家にいない。夫婦でゆっくり旅行したいけれど、当分ムリね」とミツコさんは笑顔で応えた。
 坂尾氏は「裏方でやってきた私が急に花道に引っ張り出されたようで…」と戸惑いを見せながら照れ笑いを浮かべた。1931年神奈川県生まれ。高校、大学在学中に学生バンドの一員として進駐軍を回り、演奏活動を行う。
 56年に渡伯、ラジオアナウンサーや音楽プロデューサーの傍らライブ活動を続けた。日本に帰国後レコード会社でブラジル音楽の普及に携わり、再び来伯。72〜96年まで在聖日本国総領事館で広報・文化担当を努め、日伯間の文化交流に貢献した。
 「08年、皇太子殿下にショーロ(ブラジル音楽)を御進講したことが一番の思い出」と振り返り、長女のパトリシアさん(48)を隣に笑顔で写真に収まった。
 乾杯後、友人や家族との会話で和やかに式典は続いた。

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