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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2011年12月6日付け

 「ようこそお越しくださいました!」「またぜひサントスに来て下さい!」—。サントス厚生ホームを訪れるときは、いつも前園マルセリーノホーム長の明るい挨拶で迎えられる。
 サンパウロ市からの訪問客を一人ひとり握手しながら出迎え、帰りもバスに乗り込んで挨拶し、手を振って見送る。些細なことだが、なかなかできることではない。「運営は皆さんの協力のおかげ」という挨拶には熱が込もっていた。
 歌や合奏の発表で元気な姿を見せた入居者を目にし、ホーム長の明るく温かいキャラクターがホームを和ませているのだろうと感じた。元JICAボランティアの平木てる子さんが「ホーム長が代わって色々と変わりました」と話していたのを思い出す。
 ホーム運営のため、サントス市民の入居を受け入れる方向ではあるが、「日系人に利益が還元するようにしたい」と意気込む。新しい環境での再スタートを陰ながら応援したい。(詩)

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