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大耳小耳

ニッケイ新聞 2011年12月15日付け

 サンジョアキン文化体育協会は、現在約50家族(約300人)で86年に会館、93年に日本語学校のモデル校ができた。新年会や父の日、母の日のお祝い、近隣の日系団体と合同で運動会、ゲートボール大会などを行う。「ここの日本人の8、9割はリンゴ栽培に従事している。小規模ながらまとまりがあります」と細井健志さん。
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 大鳥居の下で東洋祭りの開会式が行われた直後、大阪橋の上に人だかり—。「なんだろう?」と近寄ってみると、路上生活者と見られる黒人男性が倒れている。瞳孔が開いたまま痙攣している。傍にいた消防隊員が持ち物を探ると常備薬とメモ用紙が出てきた。「どうやら癲癇のようだ」。医者が駆けつけ、すぐに呼んだ救急車が歩行者天国となった通りに入ってきた。倒れたのが人通りの多い場所でよかったとホッとした耳子。
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 藤間流日本舞踊はチリ、アルゼンチン、パラグアイに支部があり、パ国では来年14日、100人の生徒が参加する大きな大会が開かれるそう。講師を務める田中ユキエさんは昨年「藤之会」の認定証を受けたとか。「藤之会」では若い舞踊家を養成するためワークショップなどを行っており、「日本の踊りを南米で広めたい」と常時興味のある人に入会を呼びかけている。関心のある人は同校(11・3207・5525)まで。

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