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国士館活性化はどうなったの?=文協評議員会、半数が欠席=予算目処、具体案もなく…=お得意の〃絵に描いた餅〃

ニッケイ新聞 2011年12月16日付け

 国士館エコロジーパークはどうなったの——? 昨年12月の文協評議員会議で500万レの予算が承認された同パーク案がこの1年進展なしだったことが分かった。ブラジル日本文化福祉協会(木多喜八郎会長)の『第141回定期評議員会』が10日午前9時から、文協ビル1階の会議室で開かれ、評議員68人(うち委任状11人)が出席したが、同案に関する具体的説明はほとんどなく、今年の文協会長選挙で同案をマニフェストにしていた木多喜八郎会長は同会開催後にあわせるかのように12日に帰国している。

 昨年の評議員会では、同案のほかに、特別予算として文協ビル法的整備(50万レ)、「文協ビル改修事業」(500万)、「日本館改修並びに拡充造園計画」(200万レ)、「日本移民史料館改修ならびに拡充計画」(500万レ)とあわせて1750万レもの予算が承認されていた。
 しかし、今回の評議員会で原田会長は、来年度事業として、日本館のシロアリ駆除、文協ビルの改築、国士舘スポーツセンター問題並びにそのための資金調達の3点を重要課題に挙げたが、具体的な計画案には触れなかった。
 500万レの予算のついていた国士舘については「来年の『文協桜祭り』に向け、新たな道路の開設、駐車場を広げるなどのシンプルな工事から始めたい」と述べるに留まった。
 費用に関して、清水オリジオ第一幹事は「企業訪問をするなどして支援先を理事会を通じて探す必要がある」と話し、予算の目処が全く立っていないことを明らかにした。その理事会の長である木多会長は欠席、昨年末にぶち上げて会長選挙後、進展なし。〃選挙対策〃であったことを事実上、露呈した形だ。
 来年度事業計画では、「文協ビル改築特別委員会」「国士舘大学プロジェクト特別委員会」の設置、「国士舘大学日本文化公園」計画の着手、施設の有効活用計画の実行が挙げられた。
 来年度予算案は、収入270万6千レ、支出265万7600レ、残高4万8400レが見込まれていることを国井ジェルソン会計専任理事が発表、承認された。
 原田会長は、市役所の手続きミスで請求されていたIPTU(土地家屋税)145万レに関して「今月7日付けの官報でも掲載されている」と解決済みであることを報告した。

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