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日伯人材交流の影響は…=学生ビザの取得が困難に

ニッケイ新聞 2012年1月7日付け

 在東京ブラジル総領事館は昨年、留学生ビザ発給の規定を厳格化し「留学先の学校の授業時間数は週15時間以上」であることを義務付けた。
 普通初等・中等教育学校、各種専門学校、語学学校を対象とするもの。これにより、語学研修あるいはそれ以外の目的で一定期間滞在したいと考える日本人に影響が出そうだ。
 語学学校の生徒として学生ビザで来伯する人の多くが利用してきた日伯文化連盟(アリアンサ)の外国人向けポルトガル語講座の1週間の授業数は3時間。
 そのため、アリアンサ発行の入学許可証では、学生ビザの取得が不可能となっている。
 関係者によれば、裁量権をもつ担当領事が交代したことによる措置のようで「語学学校にもかかわらず週に3時間というのは少なく、授業に出席せず他のことをする人が多すぎる」ということが理由のようだ。
 先月、通達を受けたという東京に本社を置く南米専門に扱う旅行会社の担当者は「大変困っている」と困惑している様子だ。
 「現時点では、浜松、名古屋のブラジル領事館では、従来どおりアリアンサの入学許可証でも取得できているが、今後どうなるかは分からない。元に戻って欲しいが、しばらくは難しいと思う」と続ける。
 アリアンサの入学許可証を利用して日本からブラジルに若者を招いている団体の担当者は「対応に右往左往している」とため息を漏らす。「今後は東京で申請せず、関東在住者でも名古屋で申請する方法を考えている」と話している。

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