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電通=広告会社「PPR」買収=W杯・五輪控え基盤強化

 株式会社「電通」(本社=東京都、石井直代表取締役社長)が1日、英国の海外本社「電通イージス・ネットワーク」を通して、バルエリ市の中堅広告会社「PPR」の株式70%取得を行うと発表した。日本各紙が報じた。
 W杯や五輪をひかえ、高い成長が続くと予測される南米最大の広告市場ブラジルに基幹となる拠点を構築、競争力強化を図る。後に株式持分のシェアを拡大し、完全子会社化する可能性もあるという。
 PPR社(2002年設立)は、「NBS」というブランド名で広告事業を展開している。多くの現地大手企業を顧客として抱え、昨年の広告取扱高はブラジル内14位、独立系では最大規模の広告会社となっている。電通グループは現地法人「電通ラテンアメリカ」を中心に当地の顧客向けサービスを手掛けていた。買収後の両者の取扱高を合算すると、国内10位以内に入る規模になるという。

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