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藤間流日舞学校=51回迎えた新春踊り初め

ニッケイ新聞 2012年1月11日付け

 藤間流日本舞踊学校(藤間芳之丞校長)の第51回『新春日本舞踊 踊り初めの会』が8日、文協大講堂で開催され、6時間にわたって多くの来場者が楽しんだ。
 冒頭にあった証書授与式では千田修子氏に藤之会師範認定証、専修科の河村春美、藤原紀子、吉田時代3氏に修了証が渡され、皆勤賞が千田、高井勲両氏に贈られた。
 藤間校長は「門弟とお客さんのおかげで51年目を迎えた。ますます勉強に取り組み、レベルアップしていきたい」と挨拶した。
 藤瀬圭子さんの軽快な司会で進行し、名取の藤間芳翁氏による「新春の舞」で開演。第一部では普通科の20人が日頃の練習の成果を披露した。
 「そもそもうちわの始まりは—」と高らかに諳んじ清元小曲「うちわ売り」を踊ったレナン・フェルナンデスさん(27)は、03年に入門した非日系男性。演者を舞台で助ける後見役も務めた。
 「緊張しました。手の動きや昔の言葉の意味を理解することは難しいけど楽しい」と晴れやかな笑顔で語った。
 第2部は専攻科の3人が舞いを見せ、師範と4人の名取が出演した第3部と続いた。藤間校長と芳翁氏の共演、長唄「船揃」では海に浮かぶ網船の描写から隅田川を進む屋台船の賑わいなど、江戸情緒を伝える見事な舞に観客は見入っていた。
 フィナーレ「跳る!踊る!!躍る!!!」では演者が総出演、客席に下りた踊り手が一層盛り上げた。日本移民70年記念で作られたという「コロニア音頭」を初披露、会場は大いに盛り上がった。
 毎年訪れるという上田シズカさん(75、二世)は「最後のコロニア音頭は覚えやすいし、気に入りました」と感想を話した。

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