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農水省・農業専門家派遣=小山田氏がサンジョアキンに=減農薬でリンゴ栽培指導

ニッケイ新聞 2012年2月1日付け

 独自の減農薬法を使い、果樹園「北与園」でリンゴ栽培を行なう小山田博さん(75、岩手)が妻フミさん(71)と27日に来伯し、サンタ・カタリーナ州サンジョアキン市で栽培・減農薬指導にあたっている。
 農林水産省による「食料供給安定化国際農業連携対策事業」の一環で、公募で選ばれた中央開発コーポレーション株式会社(山口達朗事務所長)が実施する。
 日系農協幹部の連絡会議、本邦研修生派遣のほか、3月までに4人の専門家の派遣を予定、今回が第1回目となる。
 小山田さんは、減農薬がまだ一般的ではなかった約20年前からリンゴ酢を農薬代わりに使用する取り組みを続け、雑誌『現代農業』にも紹介された。99年にはJICAシニアボランティアとして亜国で指導も行なった。
 「リンゴ酢は羽化した段階ならどの害虫でも効く。ただし全て死ぬまで繰り返し散布する辛抱が必要。破壊された環境を元に戻すには手間暇かけるしかない」と話す。
 1月19日に農園視察および指導、30日〜2月3日まで農事試験場の訪問や講演を行い、続いて亜国に移動する。
 サンジョアキン農業協同組合サンパウロ事務所の平延渉さんは「野菜ほど果樹に対する減農薬の需要は高くないが、前向きに取り組みたい」と語った。
 次回は柿の専門家を招き、19日にピラール・ド・スールで技術指導講演会を行う予定。

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