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大耳小耳

ニッケイ新聞 2012年3月6日付け

 子供移民として移住したケンブリッジ・コンサルタントの河野賢二代表。当時は週末になると祖母に電話をかけるため、家族皆で最寄りの町レジストロまで16キロの道のりを歩いたとか。「町に到着してから電話を使うのに2時間待って、『おばあちゃん、元気?』の一言で終わりだった」と振り返る。今は米国ワシントンと往復しながら業務にあたる。「時代は変わったね」としみじみ。
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 先月24日に「ホピ・ハリ」で亡くなった西村ユカリさん。「彼女は完全に日本人だった」と話す母のシウマラさんによれば、ブラジルに来るのも楽しみにしていたという。先月7日にブラジルに到着し、パステルやピザを食べたりするなど滞在を楽しんでいたが、「それでも日本に帰りたい」と言っていたようだ。遺族から提供された写真にはホピ・ハリの入り口の門で撮られたものもあり、胸が締め付けられる思いがした。

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