盛和塾ブラジル＝公開講座を２３日に開催＝ＤＶＤ『ＪＡＬ更正の軌跡』上映も

ニッケイ新聞　２０１２年３月１６日付け

　盛和塾ブラジル（板垣勝秀代表）が同塾の拡大および経営哲学の普及を目指し『第２回盛和塾ブラジル公開講座』を２３日午後７時（６時開場）から、文協小講堂（Rua Sao Joaquim, 381, Liberdade）で開く。入場無料、日語のみ。軽食支給。
　京セラの稲盛和夫現名誉会長が１９８３年、中小企業の経営者に経営指南を始めたのが始まり。現在、国内５４、海外１６カ所で計７２００人が門下生として学ぶ。
　海外初となったサンパウロ市での開塾は９３年。書籍やビデオを使った月３回の学習（内１回はポ語）のほか、数年に１回は稲盛塾長を招聘し、塾生の体験発表などを行なう塾長例会を実施する。塾生は約９０人、若い日系人が半数を占める。
　当日は同塾の活動紹介後、稲盛塾長によるＤＶＤ『ＪＡＬ再生の軌跡』を上映。続いて上映に関する質疑応答のほか「心を高める、経営を伸ばす」「なぜ経営に哲学が必要なのか」をテーマにパネル・ディスカッションを行なう。
　板垣代表、谷広海、小寺健一、桟潔塾生らは「稲盛哲学を知ってもらい、経営者同士が意見交流をすることで日系経済を活性化したい。入塾希望者も歓迎します」と呼びかけている。
　申込み希望者は名前と電話番号をＥメール（adm@seiwajyukudobrasil.com.br）または電話（１１・５５９５・８９１６／松村さん）で連絡。対応時間は午後１時〜５時。サイト（www.seiwajyukudobrasil.com.br）でも活動状況が確認できる。