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東西南北

ニッケイ新聞 2012年3月24日付け

 〃世界水の日〃の22日、リオのコパカバーナでは海面に浮くごみなどを集めるグループの姿が目を引いた。同日朝のテレビはサンパウロ市のグアラピランガ湖の藻、フォーリャ紙は同ビリングス湖のごみの様子を伝えたが、水の日でなくても掃除は必要。逆を言えば、こういう日がなければ誰も思い出さないという事か…?
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 サンパウロ州では正規の登録をしていないガス販売所が登録済みの販売所より多い—。ガス販売網の適正化を推進中の国家原油庁によると、サンパウロ州では、正規の基準に合格し正式登録した販売所は9千で、未登録の販売所は1万。未登録の場合、ガスボンベの保存方法や保存場所が不適切で、ボンベが傷んだりしていても交換してもらえない可能性がある上、リオのミリシアのように犯罪組織に関係する事も。ガスの購入は基準合格を証明するシールや看板などを使っている登録済みの販売所で。
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 1970年代のブラジル文化を代表した歌手ハウル・セイシャスのドキュメンタリー映画が23日より公開。「ブラジルロックの父」と称されるハウルは「マルーコ・ベレーザ(美しき狂人)」と言われたように破天荒な私生活でも注目を集めた。また、今やブラジル文学界の大御所パウロ・コエーリョが若き日に作詞を担当していたことでも有名だ。シネマルキやキノプレックスなどの大型チェーン映画館で上映中。

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