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第56回パウリスタスポーツ賞=サンパウロ市議会で盛大に贈呈式=今年の功労者が一堂に=16部門17人、特別賞3人

ニッケイ新聞 2012年4月5日付け

 スポーツ振興を目的に本紙が主催し、各スポーツ界で活躍した選手や功労者を表彰する『パウリスタスポーツ賞』の贈呈式が4日夜、サンパウロ市議会の貴賓室で盛大に開催された。同賞は本紙の前身であるパウリスタ新聞の創刊10周年を記念して創設され、今年で56回目を迎える日系社会有数の伝統行事で、今年初めてサンパウロ市議会で開かれた。ゲートボール、剣道、卓球、柔道、相撲など全16部門から、各連盟やクラブの推薦により選出された17人及び、他に3人が特別賞を受賞した。会場には受賞者の親族や関係者ら約400人が訪れ、受賞者の輝かしい経歴を称え前途を祝った。

 会場の入り口や待合室は、遠方から早々と到着した関係者や家族、受賞者で賑わい、開場と共に貴賓室は立ち見が出るほど一杯になった。
 壇上には神谷牛太郎サンパウロ市議、飯星ワルテル連邦補充下議ら多くの議員、パウリスタ野球連盟の沢里オリビオ会長、ピラチニンガ文化体育協会の酒井清一会長、ラ米剣道連盟の児島修徳会長など数々の日系スポーツ団体代表らが列席した。
 挨拶に立った高木ラウル本紙社長は「こうして市議会で開催できたことを感謝する。56年間も続いてきたのは、ブラジルスポーツ界で活躍してきた優秀な選手達を励ます賞の存在が広く知られ、支持されてきたから。日系スポーツ界あってのこの賞だ。記念プレート自体は質素なものだが、その歴史の重みを感じて欲しい」との言葉を贈った。
 続いて神谷サンパウロ市議は「皆さんが必要とすれば、いつでも我々は後援者として連帯の手を差し伸べる。スポーツを通して日伯を繋いでいきたい」と語り、飯星下議、羽藤ジョージサンパウロ州議からも祝辞が述べられた。
 司会の花田ルイスさんが受賞者一人ひとりの功績と名前を読み上げ、来賓から記念プレートが手渡された。その都度会場からは大きな拍手や歓声が湧き上がり、カメラマンと共に家族や関係者が喜びに溢れた受賞者の姿にシャッターを切った。
 ゲートボール部門で受賞した斉藤ジョアン・ネットさん(55、三世)=ゴイアス州カルダス・ノーバス=は、「子供の頃、色々な準備をして私たちに野球をさせてくれた人たちや、先祖である日本人の皆さんへの恩返しだと思ってやってきた。賞を頂けたことは、私の活動が正しい方向に進んでいる印と受け止めたい」と受賞した喜びを語った。
 ゴルフ部門の田村栄さん(55、二世)=クリチーバ市=はパラナ州のゴルフ連盟に所属していた時、特別支援の必要な子供でも楽しめる「ゴルフ7」の普及に尽力したことで受賞した。「事業は皆の力で実現したもので、こんな賞を頂けるとは全く思っていなかった。本当に嬉しい」と喜びを語った。
 今年の受賞者は次の通り(敬称略、順不同)。
 【陸上】平栗マリオ、【パーク・ゴルフ】小森富美子、小森敏夫、【マレット・ゴルフ】伊藤実、【相撲】東誠、【剣道】岸川道子、【空手】与那嶺育孝、【合気道】中村パウロ・ナオキ、【ゲートボール】斉藤ジョアン・ネット、【古武道】アレッサンドロ・ラバーロ・バルボーザ、【射撃】佐藤アンナ・ベアトリース・アユミ、【水泳】小山丸山ガブリエル、【野球】村松コウイチ、【ゴルフ】田村栄、【テニス】岩井ヒデオ・ロベルト、【卓球】山本ヒデオ・レイナルド、【柔道】桑原アラン・エイジ。《特別賞》【ソフトボール】ヤジマ・ネルソン・ヒデオ、【健康表現体操】川添敏江、【相撲】魁聖一郎。

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