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■ひとマチ点描■ギリシャ人も母国に声援

 忍者ぐるめ隊W杯企画で訪れた、サンパウロ市ボン・レチーロ区にあるギリシャ料理店「Acropoles」で、W杯の開幕を待ちわびるギリシャ人がいた。
 ジェミスタ・カラマーレさん(62)。1960年に渡伯した一世だ。レストランのテーブルでW杯選手のステッカーを集めたファイルを広げ、「日本や韓国のステッカーも集めてるんだ」と満足そうに眺める。
 「日本対ギリシャ戦はもちろん観戦する。ギリシャがベスト8に入ったらすごく嬉しいけど、強豪チームがいるからねえ」と、少々弱気発言も。
 本国メッシニア県で親戚が生産する生絞り高級オリーブ油「ZOH」の輸入を手がける。「今までの酸度は0・4だったけど、今回仕入れたものから0・21になった。素晴らしい品質で、もう10年間賞を取り続けている」という自慢の商品だ。
 ぐるめ隊の本拠地がリベルダーデにあると知り、「リベルダーデにも流通させたい。誰か仕入れたい人がいないか聞いてくれないか」とちゃっかりアピール。
 関心のある人は、サイト(azeitegrego.com.br)もしくはジェミスタさん(11・3334・0404)まで。 (阿)

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