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クリチーバ総領事館=国費留学生3人が出発=日本での研究に意気込み

ニッケイ新聞 2012年4月25日付け

 在クリチーバ日本国総領事館(山口登総領事)は3月8日、総領事公邸で2012年度文部科学省国費留学生のオリエンテーションを開き、関係者ら約20人が出席した。今年は京都大学大学院に西田誠さん(30、三世)、千葉大学大学院にジョナタ・マルチンス・レアルさん(24)、筑波大学大学院に堀越ウンベルトさん(24、二世)が国費留学する事が決定した。
 サンパウロ連邦大学卒業の西田さんは、京都大学大学院医学研究科の研究生として2年間の留学に臨む。高齢者のための筋力トレーニング方法を研究テーマにした。
 「尊敬するUSPの今村さちこ先生の勧めで留学を決意した」という西田さんは、「大学卒業から留学にこぎつけるまでに時間がかかった。ようやく実現できます」と喜んだ。
 サンタカタリーナ州立大学卒業のジョナタさんは、教育学研究科の研究生として千葉大学大学院へ留学。日本語も6年間勉強してきた。「ブラジルでは教育現場におけるテクノロジーの活用が進んでいない」と指摘するジョナタさんは、テクノロジーを活用した教育法の研究に取り組む。「ブラジルの教育の質をより良くしたい」と意気込んだ。
 「研究に打ち込んで博士課程にも進みたい」と高い目標を掲げる堀越さんは、すでに筑波大学大学院の生命環境科学研究科修士課程への入学が決定した。ロンドリーナ州立大学在学中に沖縄県の名桜大学に1年間留学、日本語を磨いて準備を進めた。胚芽の自発休眠を研究テーマに持ち込み、「良い指導教官が見つかった」と大きな期待を寄せていた。
 山口総領事は「日本の文化、歴史に十分学んで欲しい。学術面での日伯交流に努めてもらいたい」と留学生にメッセージを送った。3人は今月日本へ向けて出発する。

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