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大耳小耳

ニッケイ新聞 2012年5月19日付け

 バイレ『ハワイの夜』の取材中、年配のご婦人にぜひ一緒にと誘われた。これも経験、と応じたのだが、相手の足を踏んだり、隣の肩とぶつかったりと散々。びっくりするほど踊れなかった。そんな中でも、微笑を浮かべながらコラム子の手をとり「しゃんとしなさい」とばかりに自分の腰を持たせるご婦人には、感謝とともに感服。年を聞けば70歳以上とのこと。やはりダンスが若さの秘訣か。
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 ユタテレコードが今年も『ゴールデンショー』を開催する。松岡伸雄取締役は「うちは10時開始と言ったら時間通り。これだけは欠かしたことがない」と力説。時間にルーズで演技中の私語が多い等の状況を「ブラジルだから」の一言で片づける人もいると言うが、同社のショーでは1分1秒も遅れまいと、スタッフらが自分の時計を合わせる程の徹底ぶりだとか。
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 15日からブラジル日本移民史料館で始まった『第5回色紙・短冊展』。初日に取材のため訪れたのだが、閑散としていて全く人がいない。その後何度も足を運んでみたのだが、人の気配は全くなし。受付の人によれば午後1時半の開場で、最初の入場者は午後4時だったとのこと。同日から開かれた工芸史展も入場者の数は芳しくなかった。文協の告知方法にも問題あり?

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