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東西南北

ニッケイ新聞 2012年5月26日付け

 サンパウロ市では、本26日から〃パライゾポリスからパカエンブまで〃と呼ばれる新しいタイプの市内観光ツアーが始まる。新しいサンパウロ市の顔発見のための専門ガイド付ツアーは毎月場所を変え、5月は交通費と朝のカフェ込み30レアルで市南端のグラジャウーを訪問。6月以降は市内の墓地見学、ナチスの迫害を逃れて来伯した設計家達の建造物巡り、サッカーの歴史探索、パライゾポリスのファヴェーラ、パカエンブ、エスプレッソ・チラデンテスの沿線、クリスマスの飾り付けをした場所巡りへと続く。13年1月はビリングス湖でボートに乗り、2月はセントロの地下ギャラリー巡り。詳細は電話11・3256・7909へ。
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 国際骨粗しょう症財団が24日に発表したところ、ブラジル内での骨粗しょう症患者は2050年までに32%上昇するとの予測を立てている。現在ブラジルでは12万1千人が同病を患っている。
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 地理統計院の発表によると、ブラジルでの居住形態で1人暮らしの割合は2010年の時点で12・2%で、中国の7%やインドの3%などを大きく上回り、新興国の中では最も高い数値だという。また、ブラジルでの時代における推移で見ても、2000年から71%、1991年から185%の伸びだという。この原因として、ブラジルの平均寿命が延びたことと女性の社会進出があげられている。

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