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大耳小耳

ニッケイ新聞 2012年6月27日付け

 コロニア芸能祭では多くのちびっこたちも活躍。中でも、9歳にして舞踊歴4年を数える井口明ちゃん(四世)は、曲が止まるというトラブルにも負けず、旅芸人の悲哀を歌った「越後獅子の唄」を情感たっぷりに踊りあげた。師匠である花柳流なでしこ会の花柳寿美富代代表は「センスがある。トラブルを乗り越えられたのも曲を最後まで覚えていたから。将来が本当に楽しみ」と期待を寄せていた。
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 デカセギブームの20年程前、パラナ州の地方紙のクラシフィカード(数行の小広告)欄に「日系人の配偶者求む」との呼びかけが多数掲載されたことが記事になった。最近はデカセギも低調でその種のものはほぼ見ない。代わりといってはなんだが、サンパウロ市メトロ駅で朝配られている無料紙の同欄を見ていたら「Tomoko Mestica」という日系混血美女(らしき)の売春広告が掲載されていた。しかも最寄駅はリベルダーデ。そういえばオレリョン(公衆電話)にベタベタと貼り付けられた売春婦の名刺シールにもけっこう日系人が。「あらゆる階層に日系人進出」といえなくもないが、これも日伯交流?

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