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コラム 樹海

ニッケイ新聞 2012年7月14日付け

 ロシアの首相が、複数の閣僚を引き連れて国後島を訪問し、日本では大騒ぎになったが、メドベージェフ首相は「日本の騒ぎは気にしない」と受け流し「あの島を開発するのに施設を建設したい」と申したそうだ。それらこれらで北方領土の帰還運動は、がくっと力をなくしたようにも見える。南に目を向ければ、尖閣諸島への中国からの猛攻?が激しく、防備の海上保安庁が,何となく威力が足りないと感じるのは、気のせいかな—と思ったりもする▼北方領土は、旧ソ連が日ソ条約を一方的に破棄し軍隊を派遣し占領したの事実は日本人なら誰しもが知っている。尖閣諸島にしても、中国が「我が領土」と宣言したのは1971年であり、あの海底には石油資源が眠っているとかの調査結果が発表されてからであり、5千年かの歴史を誇る中国が、これまでにも「中国の領土」と主張してはいない。日本は1895年に国際法によって「日本領土」とし実効支配してきた事実をしっかりと記憶したい▼韓国とは「竹島」の領有権が燻っているし、日本はこんな領土の難問を抱え頭が痛いが、こればかりは相手がいることだし、交渉も難しい。尖閣諸島については、石原慎太郎知事が地権者から買収の意向を固めているし、政府が国有化の方針を決めた。先ごろは日中外相が会談し応酬したが、兎に角—「国土を守る」の原点を堅持したい▼尖閣諸島には、中国の漁業監視船3隻が領海侵犯しているし、もはや尖閣諸島は「平和な島」ではない。と、事は急ぐのであり政府も東京都も喫緊の事態が迫っているの認識をもっと高めてほしい。(遯)

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