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昨年を上回る20万人超=副大統領、州知事も来場

ニッケイ新聞 2012年7月17日付け

 ブラジル日本都道府県人会連合会(園田昭憲会長)主催の『第15回フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)』が13日から15日までの3日間、聖市イミグランテス展示場で開催された。
 過去最高数となる46の県人会がそれぞれの郷土食を販売したほか、多彩なショーや展示会など様々な催しが行われ、昨年を上回る20万人以上(主催者発表)が来場、期間中の3日間は素晴らしい快晴に恵まれ、例年閑散としがちな初日も多くの来場者で賑わった。
 土曜日正午から開かれた開会式には、日系団体関係者、連邦議員、スポンサー企業の代表など20人以上の来賓が出席。園田会長は挨拶の中で「様々な積み重ねあった上での15回目の開催。神様のおかげで天気にも恵まれたので、遠方から来た人も最後まで楽しんでいってほしい」と話した。来賓からの開催を祝福する言葉が贈られた後には、恒例の鏡開きが行われ、乾杯とともに盛大に開会が宣言された。
 屋内外のステージでは和太鼓や民舞などの伝統芸能のほか、空手の演舞や歌謡ショー、ミス日系コンテストなど90以上の演目が披露され、大きな賑わいを見せた。
 中でも9歳にして抜群の歌唱力を持つ国吉メリッサさん(五世)のステージは、1曲を終える度に大きな拍手と歓声が湧く大盛況。「私と同じ名字なんですよ」と笑う国吉ジョゼさん(86、二世)は「あんなに小さい子がこんなに迫力のある歌を歌うなんて本当に凄い」と感心しきりの様子だった。
 多くの日系企業もブースを出展。「共存する進歩と環境」という今回の祭りのテーマに合わせた商品が展示された。
 6年連続の出展となるホンダは、電気モーターとガソリンエンジンの2つの駆動力で走るハイブリッドカーを展示。販売担当の藤本ファビオさんは「ホンダの新製品は全て環境に配慮した仕様となっている。まさに祭りのテーマにぴったり」と胸を張る。
 屋内会場で好況を博していたのは、コチア青年の農産物販売ブース。白旗信会長が「花と野菜をトラック1台分ずつ用意した」という気合の入れよう。好調な売れ行きに手伝いに参加した黒木美佐子さん(73、宮崎)は「個性的なメンバーばかりでやっていて楽しい。たくさん売れているしやりがいもあります」と笑顔を見せた。
 日本祭り最後の演目となったのは、日本での世界大会への出場権が賭かる「世界コスプレサミットブラジル予選」。9組18人が出場し、細部まで作りこまれたアニメに登場する刀や大きな鎌などを使った迫力の演技を披露した。
 見事優勝を勝ち取ったのはテレビゲームのキャラクターに扮したデボラ・ゲーロ(20)、ブルーノ・パグノさん(24)組。二人は目に涙を浮かべながら「信じられない。準備にかかった半年の苦労が報われた」と喜びを語った。
 日曜日の午後にはミシェル・チメール副大統領が羽藤ジョルジ議員の招待によって来場。続いてジェラルド・アルキミン聖州知事も会場を訪れた。
 開催期間中会場内を飛び回っていた前田ネルソン実行委員長は「大きな問題が起こることなく無事終わって本当に良かった。昨年よりさらに来場者も増えて、言うことなしです」と満足げに話し、祭りの成功にほっとした様子だった。

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