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ニッケイ新聞 2012年7月18日付け

 街道から卵王国バストスへの入口には、懐かしい百周年ロゴの形をした大きなモニュメントが鎮座する。さらに進んで、セントロに着くとなんと5つもの鳥居が立っていた。親日派の現職ヴィルジニア・フェルナンデス市長が近年、鳥居を建立したという。高橋製菓の店にはバストス銘菓「鶴の卵」「茶羊羹」も健在。黄色い栗を白いマシュマロで包んだ卵そっくりの「鶴の卵」は郷愁の味だ。日系精肉店では味噌味風リングイッサなど、日本移民が始めた町ならではの興味深い生活の詳細が伺われる。ただし、残念なことに日本食レストランは数年前からなくなってしまったとか。
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 在日ブラジル商業会議所が主催し、今週末、東京代々木公園で『第7回ブラジルフェスティバル/ブラジリアン・デージャパン』が開催される。ミュージシャンやのライブやサンバショー、カポエイラなど様々な催しのほか、フェイジョアーダやパステルなどブラジル食も販売。昨年は延べ10万人以上が来場したとか。県連「日本祭り」同様になるのも間近かも。
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 「僕は日本で『剣道やる子に悪い子はいない』と教えられた」と蛯原忠男・ブラジル剣道連盟会長。自身も長年剣道を続ける中で、逆境にまけず立ち向かえる強さが身に着いたと言う。そんな教育的効果をしみじみ実感し、貧民街で医者として無料奉仕するブラジル人議員に交渉し、教室開設の普及準備を進めている。「貧民街の子が剣道をやれば、社会革命も夢じゃない」と大志に燃えている。

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