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発酵黒にんにくをどうぞ!=グァタパラ近藤さんが生産・販売中=抗酸化作用は生の10倍

ニッケイ新聞 2012年7月19日付け

 万能薬として古代から重宝されているにんにく。しかし「臭いが気になるからちょっと…」という人もいるのでは。日本では、無臭で抗酸化作用は生の10倍以上と言う「黒にんにく」が巷を賑わせている。当地でも、グァタパラで30年間にんにく栽培に携わる近藤四郎さん(67、神奈川)が試験的に生産・販売を始めた。

 昨年2月、長南種を開発したブラジルにんにく生産者協会(ANAPA)の元会長・長南俊さんを通して黒にんにくの存在を知り、パンフレットや雑誌『現代農業』、ネットの情報で調べて興味を持った。
 折よく、知人から訪日の土産にと実物をプレゼントされた。食べてみるとドライフルーツに似た食感で、果物のような甘酸っぱい味が口に広がった。「においもしないし食べやすい」と気に入り、毎日カベッサ一つずつ食べ続けた所、気力や仕事に対するやる気が高まるなど効果テキメン。奥さんも一日に2〜3カケを食べ続け、悩みの冷え性が解消し、風邪も引きにくくなったとか。
 黒にんにくは2005年頃、日本で開発されたと言われている。添加物や調味料は一切使用しないが、一定期間の熟成による成分の変化で黒くなる。臭いの原因となる揮発性のイオウ化合物も減少するため特有の臭いが消え、強い抗酸化作用があるポリフェノールやS-アリルシステインという水溶性含硫アミノ酸が生成・増加する。
 そのため、がん、動脈硬化、高血圧など様々な疾患予防や、滋養強壮・老化防止に高い効果を発揮するという。
 当地でもエスタード紙で「アーリョ・ネグロ」(Alho Negro)として紹介され、一部スーパーやレストランでも取り扱いが始まっている。
 作りかたは極シンプル。「普通のにんにくを保温状態の電気釜に入れて、10日間置いておくだけ」。人によって数週間〜1カ月と熟成期間は異なる。常温で約90日と保存もきく。
 近藤さんは「色々な薬をのむより、これを食べて元気になるなら、こんな良いことない。女性にも仕事のある人でもお勧め」と手ごろな健康法として勧めている。
 今は試作中のため、生産量は一日10キロ。値段は6個入り1パックで15レアル。欲しい人は近藤(16・9792・2841)まで。
 今月21、22の両日にあるグァタパラ入植祭の会場でも販売する。

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