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「ブラジルで流鏑馬を」=家康公4百回忌の記念で

ニッケイ新聞 2012年7月19日付け

 江戸幕府を開いた徳川家康400回忌を迎える2015年、同氏を祀る日光東照宮(栃木県日光市)で「徳川家康公400年祭」が行われるにあたり、神事である流鏑馬(やぶさめ)をブラジルでも興行したいと、同神社の稲葉久雄宮司の依頼で松本典文さん(65、栃木)が来伯した。
 日本でビルのメンテナンス会社を経営時、最盛期で約150人の日系ブラジル人を雇用。30回も来伯した〃ブラキチ〃だ。
 「世界最大の日系社会のあるブラジルでも記念行事を」という友人である稲葉宮司の意向を受け、場所の選定などを含めた実現可能性を探る。
 兜や鎧、馬具などを日本から持ち込み、射手も連れてくる必要がある。松本さんによれば射手5、6人の場合、一式で1トンに上る重さになることから、どういう形で実現が可能か、関係者と調整を行う考えだ。

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