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ブラジル太鼓選手権大会=天竜和太鼓、初優勝に歓喜の涙=4部門、6百人が出場=渾身のバチさばき披露

ニッケイ新聞 2012年7月25日付け

 今年10周年を迎えたブラジル太鼓協会(島田オルランド会長)が22日、聖市文協大講堂で『第9回ブラジル太鼓選手権大会』を開催した。全伯から奏者約600人、家族や関係者らも含め約2500人が来場し会場は満席、入り口まで若者らで溢れ返った。ジュニア(18歳未満、13団体)、リブレ(10団体)、マスター(40歳以上、2団体)、個人(13団体)で競う大太鼓の4部門に分かれ競った。

 笛など他の和楽器も駆使したり、振り付けに工夫を凝らしたりと、各チームが曲の雰囲気を表現。打ち手の活気や熱意もさることながら、奏者の出場時、また演奏中に粋なパフォーマンスがある度に、会場からは熱狂的な声援や口笛が飛んだ。
 直系1・6米、重さ400キロの伯国一の大太鼓は、昨年北海道のYOSAKOIソーランチーム「夢想漣えさし」の石岡武美代表から贈られたもの。各チームの代表奏者が演奏に挑み、たった一人でも会場を揺るがすほどの逞しい演奏を披露した。
 最後に昨年度の優勝チーム、寿太鼓(パラナ州パラナヴァイ)と若葉太鼓(同、クリチバ)が貫禄の演奏で大会を締め括った。
 夕方5時過ぎに結果発表があり、JICAシニアボランティアの蓑輪敏泰指導者が「太鼓と笛のバランスが大変良くなったが、4拍子が崩れたチームが多い」など具体的に講評と助言を行なった。入賞した奏者らは飛び上がって涙を流し、抱き合いながら喜んだ。
 ジュニア部門では、太鼓歴10年の天竜和太鼓(聖州サンミゲル・パウリスタ)が初優勝を飾った。同チームは来年3月23日、石川県金沢市である全国コンクールへ出場する。
 前列で熱心に鑑賞していた森本ヘジナさん(53)=聖市=は「全体的に、昨年よりも洗練されていた。源流太鼓は完璧に揃っていて感動した」と話した。

選手権大会の結果(順位順、敬称略)

【ジュニア部門】天竜和太鼓(サンミゲル・パウリスタ)、飛翔太鼓(コロニア・ピニャール)、源流太鼓(カッポン・ボニート)、心響太鼓(サン・カエターノ・ド・スル)、一心太鼓(ロンドリーナ)【リブレ部門】光嵐太鼓(スザノ)、轟太鼓(オザスコ)、一心太鼓、心響太鼓、源流太鼓【マスター部門】リオ日系太鼓(リオ・デ・ジャネイロ)【大太鼓】ヒガシ・ユウジ・レナン(一心太鼓)、ダイアン・タイ・サントス・ボテリョ(光太鼓、ブラジリア)、マルコス・ユキオ(光嵐太鼓)

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