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グァタパラ移住地=1千人参加で盛大に式典=入植50周年の節目迎え=「実業精神これからも」

 グァタパラ農事文化体育協会(川上淳会長)は21、22日に文協会館でグァタパラ移住地入植50周年祭・収穫祭を開催し、初日午前に行なわれた入植50周年記念式典には各地から約1千人が参加した。会場では農産物展示会、手芸品展示会が開かれたほか、記念演芸会の開催で花柳流龍千多さんの生徒による舞踊、井上祐見さん、中平マリコさんなど豪華出演者によるショーが繰り広げられ、盛り上がりを見せた。

 各地から出発したバスが続々と到着し、共同墓地で慰霊祭が行われた後、文協会館で式典が開始された。式典には在聖総領事館の小林雅彦首席領事、JICA聖支所の室澤智史所長、ブラジル日本文化福祉協会の山下譲二副会長、県連の園田昭憲会長、援協の菊地義治会長、移住地関係7県人会代表者らが出席。
 島根県から県環境生活部の山岡尚次長、県環境生活部文化国際課国際交流グループの梅林英教主任、島根県海外移住家族会の百合澤正志会長も式典に合わせて来伯した。
 祭典委員長を務めた川上会長は関係者らに社寺を述べた上で「今後も新しい実業精神と新たな時代の生き方を求めて行きたい。時代が移り、思想が変ってもこの信念は不変、一層の奮起を誓う」と宣言した。
 小林首席領事のあいさつに続き、同移住地に入植した7県(山形、茨城、長野、岡山、島根、山口、佐賀)の県人関係者、島根県の代表者から、各県知事の祝辞が代読された。
 式典では各種表彰式も開催され、1962年1月12日に入植した第一陣入植者表彰式で、黒澤允晴、鈴木照夫、石田光治、鈴木重延、林健次、田中邦共、相馬国男、佐伯邦夫、黒澤儀次エ門各氏が表彰された。
 歴代文協会長表彰式では黒澤允晴、白水晋、近藤四郎、高齢者表彰では80歳以上の45人が表彰された。鏡割りが行なわれ、式典は幕を閉じた。(敬称略)
 初日の記念演芸会では、各著名人のショーのほか、島根、広島県人会による神楽の発表が注目を浴びた。また、農産物の展示販売では、日本から取り寄せて同地で栽培したコシヒカリの水田米が人気を博した。
 会場の食品ブースでは、グァタパラ日本語学校の生徒も協力。同校の高木エウザ教育委員長は「入植百周年になってもこの子供達によって栄えていて欲しい。古里を大切に思って、地元に戻って来てくれる子に育って欲しい」と日本文化の伝承に力を入れていた。
 グァタパラ文協元副会長の林良雄さんも「サンカルロス、リベロン・ププレットなど近隣日系社会との交流を図って、同地の活性化を図っている」と話していた。

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