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「防災教育に関心持って」=日本の専門家らが講演会

ニッケイ新聞 2012年8月11日付け

 JICA、ABJICA、サンパウロ州防災局が共催する『防災教育国際ワークショップ』が16日午前8時半から、化学審議会講堂(CRQ、Rua Oscar Freire, 2039, Pinheiros)で開かれる。入場無料。
 講師に招かれる群馬大学大学院の片田敏孝教授は、防災教育研究の専門家。昨年の東日本大震災でも、継続的に指導を行った岩手県釜石市の小中学校が深刻な人的被害を回避、「釜石の奇跡」と称されるなど、教育成果が注目されている。
 ほか、同大学院島晃一研究員の「日本における新たな洪水避難対策」、科学技術革新省のカルロス・ノブリ次官による「多年度計画におけるブラジル政府の防災計画」と題した発表もある。ポ語同時通訳付き。
 メール(sctc@if.sp.gov.br)での事前申し込みが必要で、締め切りは13日まで。
 案内のため来社した後援団体である群馬県人会の内山住勝会長とABJICAの山添源二会長は「防災先進国である日本の技術、経験をブラジルに導入するための第一歩のセミナーとしたい。多くの人に関心をもってもらえれば」と話した。

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