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日本からの想い、南米へ=倉下絵里子さん(28)

ニッケイ新聞 2012年10月5日付け

 南米25カ国を旅しながら、日本で預かった手紙や品物を家族や友人に届けるメッセンジャーだ。
 子どもの頃から英語が好きで、高校生の時に英、米国に留学。「もっと語学を学びたい」と、イタリア、スペイン、ロシア、ポルトガル、サンスクリット語まで勉強した。
 3年前にアルゼンチンに留学し、「食べ物も考え方も生き方も違う」と異質な文化に魅力を感じた。「他の国も見てみたいけど、観光だけじゃ面白くない」と本業モデルを1年間休職し、メッセンジャーをしながら中南米25カ国を旅している。
 今年の4月にボリビアからスタートし、コスタリカの学校に岡山県市民から預かった辞書、ペルーでは、静岡県浜松市に住むペルー人の子どもからの手紙を届けた。ホームステイ先で各地の生活や文化に親しみ、その様子をブログやラジオ、コラム(日本海新聞)、テレビ(山陰放送)で紹介している。ブラジルは7カ国目。
 サンパウロ市では、出身県の鳥取県人会による「サンパウロ・鳥取友好の森」植樹地を見学、続いてボイトゥバ市で公立学校訪問や市長との面会を行ない、地元の新聞でも紹介された。現在はサルバドールに滞在中。

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