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結束固い台湾コロニア=「国家記念日」盛大に祝う

ニッケイ新聞 2012年10月10日付け

 台湾(中華民国)の建国記念日「双十国慶」を祝う祝賀会が2日夜、サンパウロ市リベルダーデ区の客家会館で盛大に開催された。台湾系の移民をはじめ、国交に準じた外交関係を結ぶ20数カ国の領事ら、文協の木多喜八郎会長ら役員、羽藤ジョージサンパウロ州議、軍警関係者など約200人が出席した。来場者は全員、ブラジルと台湾の国旗をあしらったピンバッジを胸に、はなやかな雰囲気で祝った。
 祝賀会は両国歌斉唱後、駐聖保羅(サンパウロ)台北経済文化辧事處(=在聖総領事館)の陳宗賢(ちん・そうけん)處長(=総領事、61、台湾)の開会の辞で始まった。台湾のポテンシャルをアピールし、ブラジルとの関係強化を願ったあいさつに会場からは盛大に拍手が起こった。
 その後は台湾の歴史や経済、文化などを紹介するビデオが流され、乾杯、若い世代によるショーやダンスなどの余興が続いた。
 2008年に赴任した陳處長によれば、サンパウロ市だけで7万人、ブラジル全体では8万人ほどいるという台湾系移民。この日は本国でも特別な日で、昨年の建国百周年はブラジルでも盛大に祝われた。

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