テノール歌手　田中公道さん＝15回目のブラジルツアー終える

ニッケイ新聞　２０１２年１０月３０日付け

　日本のテノール歌手・田中公道さん（７５、島根）が１５回目となる『ブラジル・リサイタルツアー』のため８月９日に来伯、１０月２８日までの間に計約２０のリサイタル公演と声楽クラスの指導を行った。
　難曲として知られる「アイーダ」「ラ・ボエーム」「トゥーランドット」などをプログラムの中心に据え、モジ、カンピーナス、ブラガンサ・パウリスタ、オランブラなど全ての会場で観客総立ちの拍手を受けたという。
　田中さんは３カ月に渡る今回のツアーを終え、「感謝を込めてこのブラジルの大地に別れを告げ、再び足を踏み下ろせる日を心から願っています」と話した。