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「サンパウロは第二の故郷」=井上祐見さん宮城で公演

2006年7月12日(水)

 演歌系歌手、井上祐見さんの「第八回南米公演―希望の家支援チャリティーショー」が六日、宮城県人会大サロンで開かれた。サンパウロ市で唯一の公演となったこの日は、平日夜にもかかわらず、会場はほぼ満席となった。
 同公演は、ブラジルニッポン移住者協会(小山昭朗会長)、宮城県人会(中沢宏一会長)、ニッケイ新聞(高木ラウル社長)が共催、ブラジル日系ユニオン(諸川有朋会長)、希望の家福祉協会(木多喜八郎理事長)、サンパウロ新聞社(水本エドワルド社長)が後援。公演前には、小山会長と木多理事長が来場者に歓迎のあいさつをした。
 「今年も南米公演がやってきたな。帰らなければという気持ちで帰ってきました。第二の故郷ここサンパウロで公演できてうれしい」と祐見さんがあいさつすると、会場から大きな拍手が起こった。
 二部公演で行われたショーでは、祐見さんがこの日のために作曲家に頼んで作ってもらった新曲「炎太鼓」を披露。昨年から企画していた丹下セツ子太鼓道場との共演を果たした。
 公演後ロビーは、祐見さんのCDを買う人やサインを求る人たちでにぎわった。
 「昨年を思い出します。まるでアイドルになったようです」と笑顔で話す祐見さん。「平日の夜遅い公演だったのに、最後まで残ってくれてありがたい気持ちで一杯です。楽しかったです」と感想を語った。

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