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これからは「ブラジルキリン」=スキンカリオール社名変更=キリン製品導入も検討へ

ニッケイ新聞 2012年11月14日付け

 昨年11月、飲料業界の日本最大手キリンホールディングス(三宅占二社長、本社東京)が約3千億円を投じて買収した「スキンカリオール」(ジーノ・ディ・ドメニコ社長)が、社名を「ブラジル・キリン」に変更した。19日、聖市のホテル・ヒルトンで記者会見が開かれ、正式に発表された。
 スキンカリオールは「Nova Schin」「Devassa」などビール、清涼飲料水を製造・販売する当地の大手メーカー。15カ国に拠点を有しており、国内では特に北東部でのシェアが高い。
 ジーノ社長はキリングループによる買収以来の取り組みの成果として、「飲料市場指標(Sicobe)によれば、売り上げは昨年比で12%、ビール生産量で9・9%と高成長を達成した。マーケットシェアは国税庁発表で16・6%」と紹介。「今後弊社にとって南、南東部の市場開拓が重要」と課題を挙げた。
 さらに、「キリンの製品種類は多く、飲料以外の製品導入や新たにブラジル向け商品の開発も考えている。まずは消費者のニーズを理解し、それに基づき検討したい」と明かし、まずは現在の商品ラインは維持したまま、ブランド力を高める意向を見せた。また日系社会や日本食レストランへのアプローチのほか、当地の酒類メーカー「東山酒造」との相互協力の可能性も示唆した。
 各地域の特色を尊重した経営のあり方を目指し、「尊敬の力」(forca do respeito)を社のテーマに設定。ロゴは製品の主要原材料である「水」の漢字をモチーフに、土、空気、火、水の4種の要素を表現し、ブラジル国旗の緑と黄色、日本国旗の赤をテーマカラーに加えた。和太鼓と打楽器グループ「メニーノス・ド・モルンビー」による競演曲が会社のテーマ曲となる。

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