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谷口雅春先生を学ぶ会=貴康、前原両氏が講演=サンパウロ市で5講演の終幕飾る

ニッケイ新聞 2012年12月12日付け

 「谷口雅春先生を学ぶ会」ブラジル支部(村原オズワルド代表)が生長の家創始者の雅春氏の孫・貴康さんと前原幸博・同会副代表を招聘し、6日、沖縄県人会館で貴康さんの著書『一寸先に光は待っていた』のポ語版出版記念講演会を開催し、約200人が参加した。全伯4都市で5講演をした最終回となった。
 日伯両国歌の斉唱後、前原副代表による祈祷が行われた。当地支部の並松忍講師が「様々な障害のある中で講演を実現できた」と熱のこもった調子で挨拶すると、会場からは度々拍手が沸き起こった。
 「私と生長の家」をテーマに講演を行った前原副代表は、高校2年で教えに触れ、教師を目指して九州大に入学するも、親の反対を押し切って本部に奉職を決めた経緯を面白可笑しく紹介。また、生長の家総本山の主眼が「鎮護国家」から「世界平和」へ移されたことに触れ、「鎮護国家は全ての礎。ここに日本人としての誇りがある」と元来の方針を強く支持した。
 続いて、雅春氏存命時代の総本山での大祭の映像上映後、貴康さんの講演に移った。
 貴康さんも同様に、「生長の家の使命は天皇中心とする理想国家を作ること」と雅春氏の教えを再確認。学ぶ会の生長の家からの離脱については、「生長の家の教えは大調和。相手を責め合う低次元なことはしない」と平和的共存を図る姿勢を見せた。
 最後に「学ぶ会は偽物の集まりといわれるが、教えを真剣に伝えようとしている。私も本物の生長の家の人間です」と力を込めた。

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