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イビラプエラ陸上ベテラノ会=40周年祝い式典開く=今後は幼少年育成に力

ニッケイ新聞 2012年12月14日付け

 今年で創立40周年を迎えたイビラプエラ陸上ベテラノ会(梅田清代表、会員数約150人)は、記念行事として先月25日にヴィラ・マリアナ区サンフランシスコ協会で追悼ミサを、今月2日に記念式典をサンパウロ市沖縄県人会館で開催した。
 ミサには多数の遺族を始め、友人や知人など約100人が参列し、祭壇に備えられた会の過去帳を前に、136人の先没者に祈りを捧げた。
 式典は通常スポーツ祭典と併催するが、今回は陸上競技場を確保できなかったため、式典のみのささやかな記念行事となった。約100人が参集し、賑やかに会食を楽しみ、創立会員や功労者らへの表彰もあった。
 同会は1972年、故・原源造氏の先導で設立されたコロニア初のベテラン陸上競技会。当初はサンパウロ市内や近郊をはじめ、他州にも足を運び遠征試合を催した。現在はアナスピ、ピラチニンガ含めサンパウロ市内に3団体、パラナや内陸部にもチームがある。
 梅田代表は「会員は皆健康で若々しく、オリンピックや世界大会に出場する優秀な選手も誕生した。これからも創始者の方針を守り、何が何でも幼少年の育成を続けて行きたい」と今後への意気込みを語った。
 なお同会では、近年会員の高齢化により中堅指導者が減少中のため、特に4〜50代の入会を歓迎している。

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