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松柏・大志万訪日使節団=言葉を通した文化理解を=16人が意気込み語る

ニッケイ新聞 2012年12月15日付け

 今月21日から約50日間、日本へ研修旅行に旅立つ松柏・大志万学院(川村真由実校長)の『第19回訪日使節団』が14日、出発の挨拶のため本紙を訪れた。
 日本を知って視野を広げると共に、伯文化を省み、自己修養の場を提供するため1973年から隔年で実施している。今回14〜16歳の16人で、斉藤上田永実副校長と1人の教員が同行する。
 生徒の大半は初訪日。より深い研修を実現するため、1年間かけて日本文化や礼儀作法、訪問場所を研究してきた。
 数日後に出発を控えた生徒らは「日本人の生活を知り、新しい友達を作りたい」「祖父母の故郷を見たい」「京都や奈良の古い建築物を見たい」「色々な郷土料理を食べたい」などと期待に胸を膨らませていた。
 斉藤副校長は温かい目で生徒を見守りながら、「言葉を通して文化を学ぶことで、日本語を覚える大切さを実感できるようになるし、ブラジルの良い所も一層分かるようになる」と訪問の意義を語った。
 一行は、到着後5日間は日常会話の訓練に励み、元旦は明治神宮参拝、2日は皇居一般参賀に参加し靖国神社を参拝する。6日から姉妹提携を結ぶ千葉県君津市小櫃小・中学校、14日から2日間玉川学園を訪問。伊勢神宮参拝や京都で寺見学、鳥取でスキー交流、広島で平和記念公園・資料館等を見学、東京スカイツリー見学、札幌雪祭り参加など、日本各地で様々な体験を行う。

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